自閉症のキミが好き!
おおらか、マイペース、独創的、ユニークでスペシャルな存在!なのは、自閉症だから? だったら私は「自閉症の」君が好きなんだ
自閉症児初めての床屋さん、スケジュールで視覚支援して挑戦しました 
2017/02/23 Thu. 12:12 [edit]
お家カットはもう限界?!11才自閉症児、初めての床屋さん
まるで虐待現場?みたいな、月に一度のヘアカット(実際はもっと間遠い)。
感覚過敏による拒否でしょうから、ボンズ本人もつらいでしょうが、親の負担も大変。
そして、もう小学校5年生、ざんぐりヘルメットヘアもきびしーっ。
発達障害児に理解のある理容師さんの記事などを見ては、いいなーと思って指をくわえて見ていましたが、支援級ママラインで、「ここなら行けるかも?!」というところで挑戦してみることにしました。
ただ、営業時間が平日の日中で、放課後となると、学校の時間割と、ボンズのデイとの兼ね合いで厳しい。
床屋さんに行くために、ボンズが大好きな学校を早退するのも、デイをお休みするのももったいない。
で、今日は10時から養護学校の見学に行く日だったので、その前の9時に予約して床屋さんに行ってしまおう!と、予約の電話をしたらOKだったので、急いでスケジュール作りました。
朝は歩いて学校ではなく、ママと車で床屋さんで髪チョッキン☆
頑張ったらジュース飲もうね、それから○○養護学校に行くよ、
それから小学校に戻ろうね…
という、ちょっと詰め込み過ぎ?欲張りスケジュール。
二日前にボンズに見せました。
翌日はボンズのデイのない日で、ママ迎えでおやつを買って帰れる日だと思ってるでしょうけど、姉コッコの誕生日だったので、スケジュールがまた違ったんですよね。
きっと混乱すると思って、「明後日さ~~」と。
もともと養護学校に行くことはボンズに伝えていて、月間スケジュールでも伝えてあったので、その辺と合わせてさっくり説明したら…
いつも耳掃除や児童精神科の入っている病院の中にある床屋さんなので、ボンズ的には病院なんですよね。
学校帰りに行くのが当たり前なのに、病院に行ってから学校??が気持ち悪かったのか、
「4」の学校を指差しながら、
「がっこーいってー、○○(病院)」
と、言い出しました。
あーそっかー、でもねー…(汗)
っていうか、スケジュールを縦に1~4に進むって、もしかして理解してなかったのか?とショッキングorz
でも、その件を連絡ノートに書いておいたら、学校の先生が、
「ボンズくんが○○(病院)と言い出したので、○○行って髪チョッキン頑張って…? と聞くと、”こんにちはーしてー”と言っていたので、床屋さんに行ってから養護学校見学に行くことがイメージできているのかなと思いました」
と、ありました。
その場では「納得いかねーなぁ」と思いつつも、理解はできていたのでしょうか?♡
「その後学校にきてねと言うと、”うん”と言ってましたよ」
だって。
ボンズ、先生とこんな風に話したりしてるんだな~と、ほんわかしました(*ノωノ)
そして当日の朝、姉、弟が次々家を出発していましたが、のんびりゲームしていたボンズ。
ただ、前日コッコの誕生日でバアバがきていたので、バアバまで着いてくることになったのは、納得いかないようでした(笑)。
一泊しかしないで、今日はバアバ帰還すると言っているのに、「髪チョッキン、バアバついていっていいかい?」とか聞くから、
「帰るのか帰らないのか?(# ゚Д゚)」
とか思っていたのかもしれません。
首にタオルを巻く、ケープをつけることができない自閉症児、床屋さんでどうする?
さて、床屋さんの場所までは、好きなところなので大喜びで向かいました。
そして床屋さんに初めて入り、勧められるまでもなく椅子に座りました。
やる気満々…というか、何をしにきたか、覚悟が決まっているのでしょうか。
そして、髪を切ってくれるおばちゃんがボンズに話しかけながら、タオルを巻いて、ケープを巻いているのを見てびっくり。
家では、何度挑戦しても、巻き方や素材を変えてみてもダメだったのに、なんで今できるの??
もーバアバと二人でほめちぎりまくり!
そして、霧吹きで髪を濡らしていると…最初は良かったんだけど(毎朝家で寝癖を直しているし)、あまりに水をかけているから?しまいに怒りだしました(笑)
そして、ヘアカット開始!
切ってる、切ってる、ボンズ座ってる!すごい!
と、思っていたら、襟足のカットに入った頃、やっぱり半泣きで逃げそうになりました。
そして、耳の周りや襟足カットでは逃げました…
ケープもタオルも取っ払って…
そのうち、たたきつけるようにとっぱらって、床屋さんから出ていきそうなくらい。
その都度戻ってきて座るんだけど、だんだんとその感覚が短くなり、席に戻るのも嫌がるようになり、こんなに怒ってる顔見るの久々だな~と思いました。
携帯で動画を見せたり、口の中にハイチュー投入したり、なんとか頑張って、襟足までちょっと剃って終わりました。
正味20分くらいかなー?
二時間くらいかかった気分ですけどね。
その後、約束通りジュースを買って休憩です。
どうでしょう?頭が小さくなったのわかるでしょうか?
おばちゃん、暴れる、逃亡するボンズをあやしながら、まずは髪をすいてくれたんですよ。
違いがわかるか?比較対象に先週の画像。
偶然、同じ服(^^;
まぁ、見た目はともかく、ボンズが床屋さんでヘアカットに挑戦してくれたのは快挙!
暴れても泣いても逃げてもやってくれるところを見つけたのもラッキー。
なので、今後慣れるまで続けたいなと思ってます!
そのためには、しつこいくらいに褒めまくり。
その後見学に行った養護学校のコーディネーターさんにも、小学校の先生はもちろん、デイのスタッフにも褒めちぎるようにお願いしました。
あ、デイの連絡ノートには書かなかったんです。
もしかして、ヘアカット半分で終わるか、やれないかもしれないし…。
なので、小学校の先生に、「うまく言ったらデイのスタッフに伝えて、思いっきり褒めるように言ってください」とお願いしたんですよね(笑)
小学校では「かっこいいから写真撮らせて」と先生に言われて、「頑張ったね、かっこいいね」と二人でその画像を見たそうです♡
デイでも、スタッフ総出で褒めまくってたので、「すごい照れてましたよ」と言われました。
良かった、良かった。
そうそう、床屋でバリカンが登場するかもしれないと思って、床屋さん専用スケジュールも作っておきました。
ボンズに、
「これ(バリカン)出てきたらどうする?」
と聞いたら、
「やる!」
と言ってたので、
「うぃーーんてやつ、やる?」
と、確認しておきました。
ただ、今回ハサミしか登場しませんでしたが、今後使用する可能性はありますよね。
そしていずれ、髭剃りをする時のためにも、モーター音には慣れておいた方がいいよとアドバイスもらったこともあるので、できればバリカンもOKになってくれたら、ヘアカットの時間も短くなるしいいよなーと、密かに期待しています。
泣いて暴れた後に養護学校見学はどうかなと心配だったのですが、
ジュースを飲んでいたら見る間に本人が復活していくのが見えました。
自分から、
「ちゅうがっこー、いこうか」
と言い出したので、張り切って行ってきましたよ!(この話はまた後日に)
次は春休み中に行きたいなー。
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