『星の国から孫ふたり バークレーで育つ「自閉症」児』

Category : うちの本棚

自閉症児を愛する祖母視点、初の著作?



映画化されていると知ってから、原作であるこの本を読みました。
おもしろかったー!
語り口が小気味良く、快活で、心底孫たちを愛するあったかい気持ちにあふれていました。

ノンフィクション作家さんならではの切り口のするどさや、
アメリカと日本の福祉の現状をしっかり調べての比較や見解など、
かなり興味を引く内容でした。

「自閉症」という呼び方も、他の事例と同じく(「痴呆症」が「認知症」へ)変更したらいいのにーとか、共感できるところもたくさん。

特に、手を叩いて共感したところを(無断)引用。


<前略>
「どうしてこんな可愛い子ばかりなの?」
娘の答を待つまでもなかった。良くも悪くもマイペースを貫いて世俗にまみれず、物欲・金欲ほとんどなく、名誉欲・権力欲など全然なく、言葉は額面どおりしか受け取れないから嘘がつけず、したがって他者を蹴落としたり傷つけたりなど思いもよらない、純粋無垢な「星の国から来た子どもたち」だからだ。<中略>ピュアなバンビ(孫息子の愛称)がそのままバンビらしく生きていけない社会のほうがおかしい。<後略>


本文Ⅰ部小さな「一歩」――幼児教育の日々 より抜粋


いやン、本当そうなのよぉ~。
うちのボンズってばなんてピュアでキュート。
世俗にまみれず、悪知恵を注入せず、そのままでいて欲しいんだけど、小ずるく悪どくなっていくほど、世の中渡りやすくなるなんておかしいんだよね。


著者の言動や視点を追っていると、自然と実母が思い出され、きっと勧めたらおもしろがってくれるんじゃないかと思っております。
さらに別著、「おばあちゃんの孫育ち」も読んでるんだけど、
「きゃ~この人のヨメじゃなくて良かったー」
と思ったり、「お姑って姑なりにガマンしてるんだー…」とか思ったり(笑)


おばあちゃん世代だからこそ、ワンクッションおいて自閉症児の成長を見守るという距離感が、素直に頷ける要因のひとつなのかもしれません。
こんな快活で行動力があるおばあちゃんにぜひとも会ってみたい♪


祖母世代から見た障害児教育の、
そして日本とアメリカの障害児教育、子育て教育の違いを知るにもおもしろい一冊です。


星の国から孫ふたり バークレーで育つ「自閉症」児星の国から孫ふたり バークレーで育つ「自閉症」児
(2005/05/18)
門野 晴子

商品詳細を見る


テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

Comment

たいママさんへ

返事遅くなってごめんなさいっ。

もちろん、師匠のお勧めから選んで読んだんですよ~~~。
かなり師匠の後を追っかけて本選んでます♪♪♪

このあと読んだ「おばあちゃんの孫育て」にも、かなり自閉症児の記述があって、ますますアメリカの福祉に興味もわくし、こういう人がどんどん日本で声高に自閉症のことを叫んでくれたらな~と思いました!

私もお勧め~♪

おぉ~!読んだねっ(笑)
私もこの本、大好きっe-343
この著者の表現とか考えとかもかなり賛同っ!!
ホントだね~
世の中の方がおかしいんだ(笑)

たなともさん

ううん違うよ
ホントにただピュアなだけなんだよ彼らは(青春ドラマ風に)

だからこそ育てられるって言うのは確かにあるけど
ボンズに癒されることいっぱいあるもんな~~~

ぐったりさせられることもいっぱいだけど(笑)

No title

なんて素敵な本~。
自閉くんをありのまま受け止めてくれてる感じ。

私もぶっきーが可愛くて可愛くてたまりません。
毎朝園バスを待つ間、離れたくなくて。
「ママ待ってるから、はよ帰ってきてなー」とか無理なことを言うと、
しゃーないなって感じで「ちゅっ!!」ってしてくれるのぉぉ~。

はぅ。お迎え行きたくなるw

こんなピュアで可愛いから、ナントカ育てられてるのかなー?
そう思うと、彼らも賢いですねw
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プロフィール

こじまる

Author:こじまる
H17年6月生まれの長男ボンズ。
自閉症と最重度知的障害を併せ持つ中学2年生。

3才から小集団+個別の療育を受け、
4才から加配付保育園で過ごし、公立小学校の特別支援学級を卒業。
中学からは特別支援学校に転籍。
週に5日放課後(等)デイサービス併用。

「自閉症」はおろか「発達障害」を知らなかったハハこじまると、ボンズの無限の可能性を心酔するチチ、高3の姉コッコ、小6の弟チビスケの5人家族。

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