パニックで言葉が耳に入らない、そんな時こそ視覚支援

Category : 視覚支援、写真カード

パニック起こしながら主張するキョウダイ喧嘩、どこから手を打つ?



昨夜、久々~~~~に一人でお風呂に入っていたら、
何やら外で(家の中)ボンズの叫び声が。

ボンズの場合、怒ってる時でも哀しい時でも悔しい時でも、
また、嬉しい時喜んでる時楽しい時でも叫びますから(ご近所の方よく我慢してくれてるなーっ)、
出て顔を見るまで何があったかわからないんですが、
とにかく盛り上がってました(汗)


風呂から出ると、ボンズと姉ちゃんの間でパパが格闘してました。


ボンズは、今日買ってきた新しい棚にあるケースを触りたい。

コッコ(姉ちゃん)は、今日買ってきた新しい棚は自分のものだから、ボンズにいたずらされたくない。

で、パパが、
「これは、姉ちゃんの! ボンズのはこっち!」
と、仲裁に入り…

弟チビスケ(2才)は我関せずと、ソファでひっくり返ってテレビを見てました(笑)


「俺もうダメだ…この惨状をなんとかしてくれ」


と、その場から離れた旦那。
すっかり疲れて、自信をなくし、絶望感に包まれてました。
おおげさじゃなく、本当に。



うちはしばらくその場を観察。
キョウダイ喧嘩なんて、どこにでもある。

これは介入すべきなのか、ほっとくべきなのか…。
いつも自問自答します。

じゃないと、いつも、たいてい、上の子であるコッコを叱るか、止めることになっちゃうし。

こんな状態だからこそ、なるべく公平にいたいものです。

…ってか、惨状の途中から参加したから、ある程度見物する余裕があっただけかも(^^;


先にコッコが訴えてきました。

「ボンズが触ったらすぐに壊してしまう。あー折れちゃう、投げられちゃう」
と。

ボンズはとにかく制止されることにパニック状態。


お互いの主張が耳に入らない状態、だからこそ視覚的に伝えよう



そこで、
「わかった。これはコッコちゃんのものだって、コッコの写真貼ってみるから待ってて」

と、コッコの写真を探し(幸いあった!)マジックテープを貼り、

そこでちょっと閃いて、ボンズの写真も探し出し、同じようにマジックテープを貼りました。


あまりの騒ぎにパパがボンズを押さえ、手を叩き、怒鳴りつけるところまできてました。


そこへ割って入り、

「これ、姉ちゃんの。
これ、ボンズの、ね」

と、写真を貼ると…







ピタッとボンズのパニックがおさまりました。








これは、魔法なの?!







さっきまでの騒ぎが嘘のように静かな夕べが訪れました(笑)





魔法?


このケースは姉ちゃんの。
だからボンズはこっちを触りなさい、と、
そう言われてたんだ!ってことに、これでやっとボンズに伝わったってことですよね。

たったこれだけのことで、
本当にあの大騒動が一件落着。


パパはその後も頭を抱えてました。

「こんなことで、ボンズとこの先みんな一緒にやっていけるのだろうか」


そういう気持ちになること、絶望感でお先真っ暗な気分になること、
そんなことうちはしょっちゅうですから、そういうパパの嘆きに知らんぷり(笑)してたんですが、
返答を求められたので、一言だけ。


「わかるけど。でも絶っっっっ対に忘れちゃいけないのは、
こういう時こそ、一番困ってるのはボンズだから」


「そうか?」


「そうだよ、だってみんなで地球語でやりとりしている間、
ボンズは別の星の言葉を聞かされて、みんなは空気読んで納得してるけど、
ボンズにだけはわからないんだもん」


家族なのに。


その孤独感とか、哀しみとか、ちょっと想像したら耐えられそうにないくらい。
家族なのに、ねぇ。



ママは明日からもっとボンズが「見てわかる」工夫がんばってみるよ。
じゃないと、みんなもつらいから。




テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

姉ちゃんのことあれこれ

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『えっくんと自閉症―ABAアメリカ早期療育の記録』

Category : うちの本棚

ABAのアメリカ情報メッセンジャー



読み始めた数ページで、ひぇ~~~
とんでもない方の本を買ってしまったのでは??
と思ったんですが、
どうやら違いました(笑)


うちが困ってしまう本とは、「○○で自閉症を治す」「こうすれば治った」「こうしたらいいのに、日本は遅れてるから」的な説教本(^^;


確かにそれで(親が困る)症状改善されたのかもしれないけど、
それはタイミング的に合っただけで、効果があったとは言い切れないんじゃないのぉ?
みたいなのだと、
うちには合わないかもしれないのに、妙に焦燥感にあおられるから(自分が弱いだけ)。


前にそんなような方のを読んだ時に、
「そっかー、じゃあ○○を除去した食事療法? でもなぁ…」
なんて真剣に考えてしまったことがあって、
でもそれって(こうすれば治ると言われてやること)ボンズに失礼じゃないかな~と思ったんだ。


親が困るとか、将来が心配だとか、親なら当然感じることではあるんだけど、
一番気にしなきゃいけないのは、「本人が困っている」ことでしょう。


本書でも終盤に差し掛かったころ、そのことにも触れられていますし、
日本がダメだからアメリカに渡ったわけでも、
早期療育をしないととあおっているわけでもありません。


うちはてぃーちもあばもわからないんですが、
本書でも、
「それぞれのいいところをその子に合わせて組み合わせたり、その子なりに」
とすすめられていて、「極端に走らなくても焦る必要ありません」的な安心本でした。


今でも、アメリカのABA情報を日本に送ってくださっている、
日本の療育事情を左右するかもしれない、メッセンジャーさんなのです。


さて著書は、「えっくん」が自閉症と診断され、渡米してABAの早期療育を週40時間受けるために奔走したお母さんの記録です。

自分を振り返っても思うんですが、「情報の取捨選択」って親の大事な仕事だよなぁ…と思います。


ある医師が「週に40時間ABA」をしたらいいと思うとおっしゃったことが、この著者をこんなにも突き動かしたんだ…なんで? と思ったのが一番読後感として残ってます。

まぁ結果オーライで、
何より二人のお姉ちゃんの協力的なことや、弟の助けになろうと一体となっているところがステキでした。



えっくんと自閉症―ABAアメリカ早期療育の記録えっくんと自閉症―ABAアメリカ早期療育の記録
(2009/10)
末吉 景子

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ジャンル : 育児

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プロフィール

こじまる

Author:こじまる
H17年6月生まれの長男ボンズ。
自閉症と最重度知的障害を併せ持つ中学3年生。

3才から小集団+個別の療育を受け、
4才から加配付保育園で過ごし、特別支援学級を卒業。
中学からは特別支援学校転籍。
週に5日放課後(等)デイサービス利用。

「自閉症」はおろか「発達障害」を知らなかったハハこじまると、ボンズの無限の可能性を心酔するチチ、専門学生の姉コッコ、中1の弟チビスケの5人家族。

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