『変光星―自閉の少女に見えていた世界』
Category : うちの本棚
自閉症当事者の著作のパイオニア復刊
一度絶版になったものが、復刊したらしいです。
読んでいると、定型発達の人とこんなにも違った世界が見えていたのか、ということに、またまたびっくりさせられます。
ボンズの訳のわからないこだわりや抵抗も、きっと私にはわからない理由があるんでしょう。
何かにつけ頭を抱えてしまうこともありますが、「何か理由がある」んだということを忘れないでいたいと改めて思いました。
そして、クラスメイトのみならず先生からも受けたいじめ。
読んでいて心が苦しくなってきました。
今までは、同じ「自閉症」というくくりでも、知能や言葉の遅れのない自閉の子とは、会話(になってなくても)ができていいな、その時の気持ちが聞けて良いな~と思ってました。
が、
言葉が出てくる、(ある程度)会話ができるからこそ、周囲に理解されにくい現実もあるんだと。
改めて、こうして当事者の言葉を聞けたことに感謝です。
ボンズとの生活に生かしていきたいです。
![]() | 変光星―自閉の少女に見えていた世界 (2004/01) 森口 奈緒美 商品詳細を見る |
テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児