自閉症児との旅行の楽しみ方、オンとオフをしっかりがお勧め
おでかけをするとすぐに、
「手をつないで!」
と、ボンズに迫る旦那。
エレベーターが開く時、どこかに入った時、必ず言うんだけど…
「無理だって・・……(-。-) ボソッ」
と、母こじまる。
確かに危険を顧みず常に全力ダッシュのボンズ。
危険極まりない。
歩道の狭い時や、横断歩道を渡る時など、
どう考えても無事でいられない時は手をつなぎますが…
ってか、手首捕まえますね、じゃないとほどかれますから(汗)
最近は、見える範囲でちょろちょろ走るボンズ。
割と親の動向を見るようには、なった?? ので、
「離せるところでは離す、捕まえるところでは掴まえる」
と言う風にしないと、
例え夕飯の食材を買いに行っただけでも、どっぷり疲れます。
たまにしか一緒にお出かけしない父としては、
「外を歩く時は手をつないで」
と定着させたい気持ちになるのもわかるんだけど、
普段一緒に生活をしている母としては、
「それでは双方疲れるだけ」
と、ある程度あきらめてもらいたい。
(疲れてイライラしている相方を見ると、疲労度10倍ですから!)
楽しいTDR! 自閉症児だってワクワク走り出す!
空港に入った時、ホテルの中に入った時、
あんまりに混んでて他人に迷惑をかけそうな時は、しっかりそばについてガードしながら歩かせますが、空いていたら放牧します。
行きたい方向に行ってる時は走らせて、
曲がりたい箇所にボンズが差し掛かったら、ゆっくりと、
「右、曲がりまぁ~~す!」
と言う。
するとなぜか、言ったとおり右に曲がるんですよねぇ(謎)
今のところ、8割方誘導可。
ボンズが右・左、わかってるとは思えないんだけど(笑)
でも、これで覚えてくれたらいいなと思って、ずっと続けています。
TDL(ランド)でもそう。
走り出したら、なるべくボンズのルートで歩き、コースを変えて欲しい時にだけ、
「ひだりぃー、曲がりまぁ~~~~~す!」
と、おだやかに、大きく、ゆっくりと。 …なんかね、こっちが興奮して指示を出したり、
連呼したり、明らかな命令口調だと、ボンズに入っていかない気がする。
トゥーンタウンのトゥーンパークで放牧してから、
コッコが向かったドナルドのボートというアトラクションへ。
いきなり出口に突進したので、「だめぇーーー」と押さえに行ったら、
出口から入場しようとしたのではなくて、水にはまったの。
そう…水。
今回のTDR旅行は水に支配されていました…。
「入り口こっちだよ」
って教えてやっても、叫んで逃げて・・・この位置に戻る。 …ただ、水を見ているだけ。
「あ、そうか…水かぁ…」
他の人にはアトラクションを楽しんでもらい、(子ども3人、大人3人でマンツーマンできて、こういう時は本当に良かった!)その間、うちは水に張り付くボンズに張り付いてました。
しばらくして、ちょっと誘ってみたら、
抵抗はしたけど、ついて来て、
「こっちもおもしろいじゃん!」
と、遊び始めた。
うちも動きたかったから良かった!
そして、空いてたので、順路(?)を逆走しても、気に入った場所で動かなくてもOKだったので、本当に良かった。
冬のディズニー万歳!!
が、そんなボンズに付き合ってるのもやがて飽きるので、
「パートナーチェンジしよう」
と、うちはチビスケとチップ&デールのツリーハウス(すぐ隣)へ。
旦那がボンズに付き合ってたのですが、
出てこない…
待っても、待っても、出てこない…
どうやらはまって動かなくなったらしいと、
すぐそばのワゴンで、エサ購入(笑)
ボンズを抱えて場所移動するのは簡単だけど、
できればお互いに納得して場面を切り替えたい。
「他にも楽しいところがあるよ」
と伝えたいし、
ボンズが何に喜んでいるのか、こちらもわかりたい。
…という気持ちで、旦那は「とことん付き合う!」決心でいたそうです。
しばらく、気が済むまでしたいようにさせてやると、ボンズもやがて聞く耳を持つんですよね。
ただその「ボンズ時間」がこちらに「見通し」立てられなくて、イライラしたり(^^;
一日、または何かをする時の「最初」が肝心なボンズ。
出だしが好スタートなら、その後も割りとすんなり進むんですよ。(みんなそうなのかな?)
だからこそ、最初のうちはボンズペースを大事にしたい。
ホテルでも、ある程度プレイコーナーで走らせてから、
「コンビニ行くよ」
とか、
「お部屋帰ろう」
というと、しぶったり、考えたりしながらも妥協してついて来てくれました。
自閉っ子は水が好き?TDS(シー)ではドはまりポイントだらけで動けない
ただ…
TDSではそうも行かなかった…
まずは、入ってすぐの水!
ここが好きなのはわかってたけど、
どんだけ動かない気ーーー??ってくらい、動きませんでした。
「俺が付き合ってるから、おまえたち、行っていいぞ」
とパパが付き合ってくれたので、うちらは買い物したり、キャラクターと写真を撮ったり動きました。
が、そうしている間にも、1時間経過…。
シーは最終日だったので、夕刻には飛行機に乗らないといけなかったの!
コッコはダッフィー(クマのぬいぐるみ)が欲しいというし、
お昼は食べなきゃいけないし、
パークは広いし、今日はタイムリミットがある…と、ツアコン母はイライラ。
ここから何とか動かせても、TDSっていたるところに水がぁぁぁああ!!(T-T)
運河(川?)があることはわかってたし、
テーマが海だってこともわかってるんですが(笑)
それにしても、あんなに泉や噴水が多いなんて、気づきませんでしたよ。
ボンズには「水センサー」がついているに違いないです。
とにかく、ちょっと動けば水、で止まり、
結局カルーセル(メリーゴーランド)しかアトラクションは体験してないのですが、
(別行動とった時に、コッコとチビスケはくらげのアトラクションに乗ったそうです…いいなぁ…)
時間めいっぱいでした。
ほとんどは、ボンズが水見てたんですがね。
暗いところが嫌い?音がうるさい?自閉症児がテーマパークを楽しむには?
アトラクションが苦手とわかったんですが、
問題は明るさだったのかも?
プーさんに乗った後は、売店すら入るのを拒否してました。
「今度はお買い物だってば、乗らないから」
って連れてったんですが、お店も外から入ったら暗く感じますよね。
シーに着いても、
「ボンズはマーメイドラグーンには入ることもできないかも?」
と、別行動にしたのですが、やっぱりダメでした。
後からちょっと誘ってみたのですが、中を見渡せるところまでは入ったものの、そこから先は拒否。
そして、入り口の水場でまったり…(水鳥か)
ボンズが嫌いだから、というより、財政的な問題で当分訪れることのないTDRですが(笑)
次に行く時は、シーを外すかも、です(^^;
今回の旅行では、ボンズが暗いところが苦手で、水に強いこだわりを持つ…
っていうか、こんなに特徴がはっきりしてたっけ?
と思った連続でした。
あ、写真で振り返ると、ボンズがよくフードをかぶってるのですが、
着いてすぐ雨が降ったので、うちがかぶせました。
翌日からは晴れていたので、かぶらなくて良かったんですが、
本人が好んでかぶってました。
周囲の刺激をカットする効果でもあるのかな~…。
まぁ誰に迷惑かけるでもないし、好きにさせておきましたン♪
いや、ただ単に、ここにきてすぐ帽子をかぶせられたから、
「ここでは帽子をかぶるものらしい」
と思っちゃったのかも??(笑)
テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児