我が家の恩人「自閉耳を持つヘルパーさん」との別れ

Category : 療育手帳、移動支援

ケアマネ合格で卒業する恩人ヘルパーOさん、最後の同行



前記事の写真館で撮影の日、
実は自閉耳を持つ、通称ボンズの通訳ヘルパーさんとのお別れの日でもあったんです。

前日にヘルパーさんの事務所の方から電話があって、
「Oさん(そのヘルパーさん)風邪気味だそうでマスクしてるんですが、小さい子いるのに行っていいのかって心配してるようなんですが」
って。
こっちもボンズもチビスケ(弟)もハナタレだったし、

「どこにいっても風邪はもらいますから~♪」

なんて言ってたんだけど、その電話で、聞きました。
ケアマネージャーの試験に受かったそうです。
とても大変で、そして重要な試験に合格したんですから、
とてもおめでたい話なんですが…今月いっぱいでお辞めになるそうです。

事務所の方でも残念がってました。
「うちももう少しいてもらえると思ったのですが」
と。

でもね…ケアマネになれるかなれないかで、
生活が成り立つか成り立たないか、という世界だそうですから、
おめでとうって言わなきゃいけないんですが、

「えーーーーー」

が、先でした(^^;  


重度の自閉症児ボンズが「おしゃべりしている」ことを教えてくれた人



ボンズは今月から保育園に入りましたから、
はっきり言って移動支援が使えなくても、あまり困らなくなったんです。
ボンズのいない間にやればいいや!って、たとえ3時間弱でも、
身ひとつで動けるようになりましたから。  でも、ボンズの言葉を拾ってくれて、
ボンズと意思の疎通のできる他人では唯一のヒトでした。
ボンズも一緒にいると楽しそうだったし、

何より、うちが、Oさんと一緒にいて、もっともっとボンズに対する発見をしたかった…

Oさんと出会わなかったら、ボンズが聞き取れない言葉で、
「ずっとしゃべってたんだ」
ってことに気づかなかったもん!!

ボンズがしゃべってることに気づいてから、
きっとこちらの対応が変わったんでしょうね、
ボンズの言葉はますます増えました。

今日も、
「こっちにきて。その袋貸して」
と、保育園の帰りに買い物に行き、保育園で使用済みオムツ入れに使ってる袋をずっと握ってたボンズに、エコバッグ忘れたので、それを貸してくれって言ったら、貸してくれたんですよ。
そして、ジュースのところで、
「おぉなみんしー」
って言ったんですよ。
指差しでもびっくりなのに、「オロナミンC」が欲しいって言ったんです!!

そんな貴重な恩人だったのでとにかく残念。

写真館で2時間かかりましたが、ずっと付き合ってくれました。


逃げ出す自閉症児、「つらい場所から自らを守るため」なのだから褒めなくちゃ



Oさんとお別れしてからは、旦那がボンズを追いかけまわしてたんですが、
も~~~キレっぱなしで、見てるこっちがうんざりでした。

ボンズはこんなことを言った。
ボンズがこんなことができるようになった。
ボンズがこうした…って、
報告だけ聞いてた旦那。

なんか、ものすごいことができる子、
他の子みたいに付き合えるようになったとか考えちゃったんですかね?>旦那


写真館で2時間も過ごし、フードコートでお昼を食べて、ソフトクリームを食べて、本屋さんで絵本を選んでから写真館で写真を選び、それから食料品を買おうなんて…ずっと何時間も大型スーパーにいたんですから、親も子も疲れていたんです。


食料品売り場から、てくてく歩いてくボンズ。
呼んでも振り返らないボンズ。
踊り狂って、吠えまくってるボンズ。

実はこの時体調が…腰も痛いしお腹も…。
ボンズを負ぶって買い物したり、抱っこしたり、クタクタな上に体に鞭打って頑張ったんですが…


遠ざかってくボンズを見て、

「追いかけなきゃいけないのかなぁ?

親だから?

追いかけなきゃいけないもんかなぁ…」

ってぼんやり見てました。


体の疲れは精神にも影響を与えますな!
精神的な疲れ同様、疲れはためちゃいかんです! 

追う気力なく呆然と立っていたら、
上の子をトイレに連れてっていなかった旦那が戻ってきて、
大型スーパーの売り場の真ん中で、ボンズをがっつり叱ってました。

…昔は、うちがそれをやると「恥ずかしいからやめろ」って言ってた人がねぇ(遠い目)


あ、久々に、大型スーパーに来たボンズ。
昨日(下見の時)は、嬉しさのあまり駆け出して転んで鼻を真っ赤にすりむいたんですよ。
撮影前なのに!!!(オマエがトナカイかって)

でも平日でしたからね。

当日は土曜日。
しかも撮影終わって、ランチして買い物の頃には大混雑。
ボンズはやっぱり、この刺激の多さが不快なのかな~って思いました。

今までずっと行っても嬉しそうだと思ってたから、
嬉しくて歯止めが利かないのかと思っていたけど、
「もしかしたら違うかも?」と思ってしばらくやめてたの。

やっぱりこの刺激の多さが、ボンズに何かを駆り立てるのかな…
人混みと、混雑した雰囲気が不快で、遠くに逃げてたのかな…

だとしたら『自閉症の僕が跳びはねる理由』で東田直樹君が書いてたように、
逃げ出したのなら、褒めなきゃいけないんでしょうけどねぇ…(褒めれるぅ??)


テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

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プロフィール

こじまる

Author:こじまる
H17年6月生まれの長男ボンズ。
自閉症と最重度知的障害を併せ持つ中学2年生。

3才から小集団+個別の療育を受け、
4才から加配付保育園で過ごし、公立小学校の特別支援学級を卒業。
中学からは特別支援学校に転籍。
週に5日放課後(等)デイサービス併用。

「自閉症」はおろか「発達障害」を知らなかったハハこじまると、ボンズの無限の可能性を心酔するチチ、高3の姉コッコ、小6の弟チビスケの5人家族。

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