『私はもう逃げない―自閉症の弟から教えられたこと』
Category : うちの本棚
自閉症児の弟を持つ著者…ということに惹かれて読みました。
うちにも自閉症児を弟に持つ姉がいます。
ついでに、自閉症児を兄に持つ弟もいます。
自閉症をキョウダイに持つ者が、どんなことを思って育つのか、
そしてどんな影響があるのか、
「怖いものみたさ」
みたいな気持ちでした。
自閉症児を弟に持つ芸能人の著作
想像以上に大変な場面や、
親としていたたまれない気持ちになることもありましたが、
最後に「弟から教えられたこと」として、自身の人生を前向きにとらえられるようになったことには救われました。
そして、
親はついこの「自閉症児」に手がかかったり、頭や体がいっぱいになってしまうと思うのですが…
そのことでキョウダイ児がどんなに淋しい思いをするか、
肝に銘じておかなくては…と、ドキッとしました。
すでに、思い当たる節があり(すぎ)。
知らなかったんですが、華やかな経歴をお持ちの著者だったんですね。
こういう方が、どんどんと「自閉症」のことを世の中に正しく、
そして経験者としての話を広めてくれたらな~と思いました。
![]() | 私はもう逃げない―自閉症の弟から教えられたこと (講談社文庫) (2008/04/15) 島田 律子 商品詳細を見る |
テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児