自閉っ子が演じた最後の発表会

Category : 6年生
ボンズの小学校生活最後の行事とも言える、学芸会が終わりました。

思い起こせば保育園時代、役割を与えてもらい、みんなと一緒に練習を重ね、

「ボンズ君、セリフ言えるようになりましたよ♡当日楽しみにしていてくださいね!」

なんて言われて、半信半疑で出かけたら、本番には参加しない…なんてことがありました(T-T)

その前にある「総練習」できっと褒めちぎられ、そこでボンズは終わったことと思うんでしょうね(笑)。

でも、そんなボンズの思考がわかったのは二回目の発表会。
幼稚園でいう年長さんの年でしたorz


総練習で燃え尽きる?自閉っ子の発想に親が合わせる!



小学校で過去の様子を知らせると、「本番出てこない場合を想定」した対策を練ってくれました。
そのうちのひとつが、総練習にあたる児童公開日に、お母さんも見に来てください、というものでした。

児童公開日は本来、当日他の学年の発表を見られない児童たちが、全学年の発表を見ることができるというもの。
演じる側は、本番さながらですし、先生たちは実際にかかる時間をはかっているだろうし、カメラマンの撮影が入るのも当日ではなくこの日です。

ボンズ、他の学年の発表を鑑賞するのも好きみたいです。

おとなしく座ってられることがないだろうと、観劇に出かけたことなんてなかったんですけどね。
そもそも姉コッコ(現、高1)の発表会に連れて行くのもドキドキもんでした!

今年も児童公開日を見、本番も見…
それも6回目。

そうすると、総練習と本番で大きな違いがあることも気づきました。


本番に強い男!ちょっとリラックスし過ぎ?



総練習の出番と、本番、ボンズの動きはいつも違いました。

総練習の時は、ハハは体育館の一番後ろでこっそり見ています。
が、本番はできるだけボンズをいいところで観たくて前に行くんですよね。

かなりの高確率で、ハハ最前列をゲットしていました(笑)

ただ、そうするとボンズがハハのところに来たがるんですよね(^^;

1~2年のうちは、先生に押さえられていた気がします。
3~4年の頃は、同級生たちがひやひやしていました。

「あ、まずい!」
と、ハハも思うのですが、翌年になるとそのことをキレイさっぱり忘れ…ただひたすら間近でボンズを見たい一心で最前列を目指してしまうのですorz

でも、だんだんと我慢できるようにもなったんですよ。
昨年5年生の時は、ようやくハハも学習し、後ろの方で観てました。

でも…聞こえてくるボンズの声。

「終わったらお出かけして絵本を買ってアイスを買う」約束をしてるんですが、それをセリフさながらのデカい声で言うんですよ!

また別の汗をかきました。

今回は先生が思い出してくれて、ご褒美に絵本とアイスを買いに行くことは、ステージで言わない約束をしてくれていました。

そして、総練習では「どこがボンズのセリフだったの?」って感じでダルダル、たらたらでしたが、本番では大きな声で、タイミングよく、はっきりと言えました!

…ただ、セリフのタイミングが難しいのか、何度も何度も言ってましたけどね(汗)


交流学年のお友だちに感謝。たくさんの人に支えられ乗り切った



今回ボンズはサラリーマン役。
他にも数人いる男の子の役の中から本人が選びました。

他のサラリーマンメンバーと一緒に、スーツ姿で出たり、動いたり、引っ込んだりをくり返すボンズ。

何度も何度も、いろんな子がボンズの立ち位置を修正してくれたり、セリフのタイミングじゃないと教えてくれたり、言うべきタイミングを合図してくれたりしていました。

合図を送る役も決められていたわけではなかったことを、総練習も見ていたハハは知っています。

その時、その時で、立ち位置や動きが代わるボンズ。常に隣にいる子が一定しないようです。

だけど、その都度そばにいた子が、ボンズに合図を送ってくれていました。
全然違う役の子が、大きくずれた立ち位置を修正してくれたりしていました。

日常から大きく外れる「発表会」とその練習。
自閉っ子の多くはそれを嫌うと聞きますが、ボンズは大好きな行事の一つです。

それはただひとつ、交流学年でボンズの居場所を作ってもらっているからなんでしょうね。

…だからこそ、ハハは地域の中学校に進学し、支援学級入学を望んだのですが…。

ともあれ、今年も大成功で終わり、その後の混乱もなく、ご褒美の絵本を買いにいくことができました!


テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

発表会と自閉っ子、シーズン到来で崩れる理由とは?

Category : 6年生
ボンズの小学校で、最後の発表会シーズンがやってきました。

よく自閉っ子は変化に弱く、行事に合わせた練習がはじまるシーズンになると崩れる…と聞きますが、ボンズもそうです。

ただ、ちょっと違って、「嬉しくて、早くやりたくて」パニックになります(^^;

送迎のデイのスタッフとも話して笑ってたのですが、めずらしいパターンですよね、と(笑)


発表会と言えば劇!でも自分も歌いたい



小学校のカリキュラムや行事の内容など、刻々と変化があります。
今回ボンズの楽しみにしている発表会も、今まではみんな劇をやってたんですが、その辺もいろいろ変わってきました。

幸い、ボンズの学年、6年生は大きな変化はありませんが、小さな変化があり、これまでの経験があるからこそ混乱したことがあります。

今までは「劇の配役」という選択肢から、ボンズのできそうなものを選ぶという感じでしたが、今回は「劇の人」「歌唱、舞踊の人」と分かれることになったそうです。

担任の先生から、お母さんとしてはどちらがいいですか?と聞かれたのですが、うちに希望なんてありゃしません♪

「親の希望はありませんが、これまでの経験から、ボンズは発表会=劇だと思っているので、劇に出る方がイメージがしやすいかなとは思います」

と、伝えました。

先生も全く同感だったようで、ボンズのできそうな配役とセリフを交流学年の先生たちと相談してくれました。

かつては「お芝居のセリフ」が理解できないのか、気持ちの伴わない言葉が言えず、セリフを変更してもらったことがあります。

「いやだよぉ」

というセリフが言えず、「どうして?」に変えてもらいました。

ボンズ、嫌じゃないのにどうして「いやだ」と言わなきゃいけないのか、納得いかなかったようですね。

その後、「お芝居」ということがわかったのか、去年は泣き真似もしたし、喜んだりと、立派に「演技」してました。

なのに…

同じ支援級のクラスメイトたちが、歌のオーディションを受けているのを見て、

「ボンズうたいたい!」

と、泣いたそうです(^^;

みんなと一緒に…
協調性があるのも困ったもんです。

これも先生と同じ見立てだったのですが、「練習が始まってしまえば、歌う人とステージで動く人と分かれることもなんともない」だろうと。

ボンズを劇にしてもらって良かったのは、ステージに上がれること(目立ちたがり)と、歌は最後に全体で歌うことができるからです。

そしてパート練習という経験も過去5年間経験していますので、支援級の仲間と違うことをしていても、きっと飲み込めると思ったんですよね。


小道具、衣装を作りたい…手際を理解している自閉っ子



発表会の練習が始まるとすぐに、

「みみつくる?」

と、ボンズが先生に訴えたらしいです(疑問形ですが)。

発表会にはいつも、耳やしっぽをつけてました。

だけど今回は…サラリーマン役です!(笑)

配役を選ぶときに、

「大勢いる役で、ボンズくんが選べるのは、サラリーマン、ヤンキー、ヤクザなんですけど、どれがいいですか?」

と、先生に聞かれ爆笑。

ボンズのサラリーマン!ヤンキー!ヤクザ…って、どれも見たい♡

「どれでもいいです~~」

って笑ってたら、先生が絵を見せて選ばせてくれたらしいです。
ボンズが選んだのはサラリーマン。

なるほど。

だから耳はいらない…のに、発表会の練習で交流学年に合流するのに、工作がない!のが気に入らないのか、うるさいので、色画用紙でネクタイを作らせてくれた先生。

ボンズはとりあえず納得し、同じ支援級の友だちの分も作ったそうです。

が、二人は歌チーム。ネクタイはいりません。

それでも持って移動しただけで満足なのか、色画用紙ネクタイを持って6年生のところにいったら、誰も小道具持っていません!

そこに気づいたボンズ、手にしていたネクタイを、「せんせ、もってて」と担任の手に押し付けて6年生に合流したそうです(笑)

あれ?あれ?ってことの連続でボンズの大変そうですが、まだあります。

今度は「早く衣装を着けて練習したい!」欲求です。


中学校進学に向けて?ネクタイとベルトとジャケットと…



ボンズはサラリーマン役なので、スーツを準備しなくてはなりません。

いくらボンズが大きくなったとは言え、パパのスーツを借りるわけにもいかないし(一定期間学校に置きっぱなしになります)、かといって買うのはやだ!

これならヤクザかヤンキーの方が良かったかなぁ?と思ってしまいましたが、ハハひらめきました!

ボンズの小学校卒業式の服は、今年小学校を卒業した息子のいる友人から、おさがりをいただけることになっていたのです!

まだまだ先でいいと思っていたけど、「こういう理由だからすぐちょうだい」というと、すぐに譲っていただけました♡

「服まだ?みどり」

とか、学校でもうるさかったようですが、ボンズに「このズボン履いて、シャツ着てネクタイして、パパのジャケット、これだよ」と見せると、「うん」と納得。

そしたらもうすぐに学校に持っていきたくて、本当は明日でいいのに今日持っていきました。

持って行ったらそれで、「きがえる?」とうるさくなるんでしょうが…。

ちょっと心配だったのが、ベルトの練習をしたかったのが、それができなかったこと。

ボンズは今までベルト不要のズボンを履いていました。
が、サイズを考えても、今後は必要。
中学校では(どちらに行くにしても)制服があるしね。

が、最初が発表会衣装というのも、いいイメージ付けになるかな?とも期待しています。

衣装を着けた練習が始まれば、ボンズの立ち位置(サラリーマン軍団)も分かりやすいし、今後ますます熱中するでしょう。

「一緒に」とか、小道具、衣装とか、いろいろ手順を理解していて次々飲み込めるどころか、嬉しくて「早く、早く」とせかされるのも困ったもんだなと思いましたけど(^^;


テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

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プロフィール

こじまる

Author:こじまる
H17年6月生まれの長男ボンズ。
自閉症と最重度知的障害を併せ持つ中学2年生。

3才から小集団+個別の療育を受け、
4才から加配付保育園で過ごし、公立小学校の特別支援学級を卒業。
中学からは特別支援学校に転籍。
週に5日放課後(等)デイサービス併用。

「自閉症」はおろか「発達障害」を知らなかったハハこじまると、ボンズの無限の可能性を心酔するチチ、高3の姉コッコ、小6の弟チビスケの5人家族。

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