懲りない家族旅行、自閉症児を連れて沖縄へ2~移動の往復編~

Category : イベント
ボンズに飛行機に乗るためには、その前にいろいろと手続きがあること、待ち時間があることなど教えながら、何度か搭乗してきました。

初回や、その後のいろいろがいまだに(親の)トラウマになっていまして、
前回は無事に乗って帰ってこれたというのに、やっぱり緊張します。

バスや電車なら、ちょっと不調だなと思ったら、いったん降りるとか、別の行き方に変えるなどとできますが、飛行機はそうはいきませんよね。


飛行機に乗りたい!乗れる安心感を与えて時間調整

沖縄移動行きの飛行機

自分が旅好き、せっかち、空港好きというのもあり、いつも到着は早い我が家。

しかも前回の沖縄行きの時は真冬の1月。
沖縄は常夏でも(いや、冬なんでしょうけど)、こちらが悪天候で飛行機が遅れる、飛ばないという恐れがあります。
道路状況や、自家用車を預ける駐車場の送迎状態、あれこれ心配しだすと心臓がどうにかなってしまいそうなので、早めに家を出ます。

「この時間に出発したら、たとえコースが変わったとしても絶対大丈夫!」
な、くらい、早く出ます。

なので、やたらと順調に着いてしまうと、空港に着いてからが大変(笑)。

だけど、心配性はハハとしては、そのために「早朝からでも遊べる空港のプラン」も考えて行ったんです!

…結果として、それがボンズのパニックにつながってしまったんですけどね。

「まだ乗れる時間じゃない」のに、搭乗口まで行ってしまったら、「まだ乗れない」のに「乗らないよ」と押さえることになってしまう…

ボンズは時間の概念が弱い。
弱いからこそ、「乗れなかったらどうしよう」という不安でいっぱいになっていたようなのです。

その証拠に、搭乗口まで行ったらおとなしく座り、特に不安そうになることもなく搭乗時間を待っていられました。

沖縄移動到着

ただ、搭乗時間が来るのを察知すると、もう待てません!

なので我が家は事前に航空会社に詳細を連絡し、
当日は搭乗口で優先搭乗についてお願いしておきます。

事前準備は念入りに!ですよね。

JALプライオリティ・ゲストサポート


我が家の場合はすぐに搭乗さえさせてもらい、できればすみっこ(窓側)に座らせてもらえたら落ち着けます。

そのことは伝えてあるのですが、搭乗後も「何かあったらお手伝いしますので声をかけてください」とみなさんが声をかけてくれました。

このWelcomeな雰囲気はボンズも敏感に察知するのか、すっかり落ち着いています。

言葉で表現が難しい分、言葉にならない部分はとても敏感なのだなとこういう時に感じます。
なので、親としては、できるだけ不安を取り除き、安心を与えられる方法を常に模索したいなと思います。

沖縄移動到着2

乗り継ぎがあることを事前に伝え、乗り継ぎの空港ではお昼ご飯を食べようと楽しみを考える。

そして、降りたらスーツケースを受け取って…と見通しを与えました。


新たに生まれた不安、自分のスーツケースはどこへ?



これまでの経験が生きた、先を見通せる想像力がついた、ゆえに成長の証!とも言えるのですが、

今回初めての不安が生まれました。

スーツケースをふたつ持ち、みんなの着替えを詰めていました。
ボンズもその様子を見て、自分の着替えや水着、サンダルが入っているのを見て張り切っていました。

空港に着いて、そのスーツケースを預けるのを嫌がったのです。

「かばん、もってこー」

と、くり返すのを、最初はわからず、ボンズがしょっているリュックは預けなくていいんだよ?などと答えていました。

その後、スーツケースを心配しているのだとわかった時には、

「今まで何度も預けているのに、なんで今頃そこ??」

と、思いましたが、先を見通せる力がついたということでもあるんですよね。
…今ならそう思えますが(^^;


沖縄移動視覚支援1 

今回、座席は窓際からボンズ、チビスケ、チチと決めていましたので、チチがイラストで説明していました。

乗り換え地点でも「かばんもってこー」と不安そうでしたが、スーツケースは目的地まで見えません。
ずっと不安だったんでしょう。

到着地でようやく、スーツケースが出てくるのを見てホッとしたでしょうか(顔を見ててもよくわからない)。

帰りも「かばんもってこー」とやはり言いましたが、不安感は行きほどじゃなかったようです。


パパ画伯、ボンズに伝える



飛行中はおとなしく過ごせますので、あまり心配はありません。

自分で描いた絵と、3DS(マリオとトーマス)、トミカを数台持っていきます。
ポータブルDVDプレーヤーもあるので、持って行ってもいいよと勧めたのですが、本人が不要と思ったようです。

飛行機に乗ったらキレイなお姉さんがジュースを持ってきてくれますし、お代わりいかがですか?とか、アイスを持ってきてくれたり、きっと楽しいことになっていると思います。

ですが、ひとつだけ、改善したい点があります。

シートベルトのサインも、トイレを使える時間帯があることも理解できつつありますが、テーブルの出し入れが雑なので、前に座っている方の迷惑になってしまうことです。

沖縄移動視覚支援2 

そこも、パパ画伯がイラストで説明。

…伝わったと思いますけどね、力作がありましたからね。

でも、つい、しまう時は素早くやってしまうようで、その時にこのイラストを思い出してもらうように、まだまだ目が離せないのでした。


沖縄のモノレールはいつも混んでる?



今回、レンタカーはDFSギャラリアで借りることにしていました。

前回は、レンタカー会社の送迎で空港を往復したのですが、レンタカーの送迎の都合で待ち時間があったり、土地勘がないので返却の時に無駄な動きが出てしまったりしたので。

せっかく空港とモノレールがつながっているんだから…と初めて挑戦、いい考え!!と思ったら、結構メジャーな作戦なんですね?(笑)

なので今回は到着後すぐにモノレール乗り場を目指し、切符を買ってモノレールへ。

沖縄の切符、吸い込まずに、バーコードを読み取らせるんですよね!

飛行機もバーコード(QRコードかな?)を裏返して読み取らせる形だったので、ボンズはこれは楽勝。

前回の記憶もあるのか、一発でOK。
降りる時も、姉コッコに教えられ、その場に置いてきました(回収箱がありました)。


沖縄に着いたのは週末の夕方、そりゃ~混むよなー。そして暑いなー。
みんな大荷物なので、身動きはとれないし、ハハは降りる場所がわかるよう必死だし、家族バラバラで汗だく。

幸い、ボンズはすぐに座れたのでホッとしました。

子どもに座らせて親が立ってるなんて!と、目上の方から突っ込まれそうな状況でホッとするのにも、訳があります。

ただ単に疲れた座りたい、とか、電車は座るものというこだわりでもないような気がするんです。

こんな混雑した場所で、降りる人、乗る人がいて、どちらの扉が開くかもわからなくて、どう逃げていいのか、どうやり過ごしていいのかわからないのがつらいんだと思います。

それならば、「ここに座っていれば大丈夫」という安心感が唯一の救いになるのでは?と思うのです。

ハハは座ってしまうと、立てなくなる恐れがありました(笑)

とにかく地元の寒さと、沖縄の暑さ、同じひとつの国の中なの?という気温差で、グダグダでした!

ギャラリアでレンタカーをピックアップした時、荷物を積み込めて、エアコンが効いていて、行きたい場所にまっすぐ座って行けるなんて、なんてスバラシイ乗り物なんだろうと実感(笑)

ホテルに着いて、翌日は車なしで過ごし、その翌日からレンタカーで観光。

そして、帰宅する前日に再びレンタカーを返却し、モノレールで移動。

当日朝も、モノレールで空港に向かいました。

沖縄移動乗車前 

モノレールの駅で切符を買うのを待ち、切符を読み込ませて、モノレールの到着を待つ。

この辺の、公共の乗り物の乗り方はマスターしていると言ってもいいのではないでしょうか!

「降りる人が先」も、電車やエレベーターなどで何度も練習しています。

帰宅日は平日だったのですが、モノレール、やっぱり混んでましたね!

沖縄移動乗車 

帰りは、最前列の特等席が一つだけ空いてました!

スーツケースを持っているハハは身動き取れず、口頭での指示になりましたが、ボンズに伝えると、なんとかすり抜けたどり着くことができました。

座る場所が与えられたら、自分の居場所が理解できて、人とぶつかったりする不安が減りますからね~。
叫んだり飛んだりすることもなく、おとなしく1人で座ってることができました。

…ということで、ハハの心配というストレスも軽減されてラッキーでした!


ショッピングに興味なし?空港での過ごし方



空港にもこれまた順調に着きまして、スーツケースもすんなり預けられたので、あっという間に時間が空きました。

今回のスーツケースもやっぱり気にしてますが、行きほどではないかな…。
それより、早く買い物とランチへ行こうとボンズをせかしました。

二年前にも乗ったトーマスの遊具があり、チビスケと二人で乗り、その姿に次回は「中学生(または高校生、大人)だから乗れないね」と止めようと決心したハハです。

ボンズ、小学生だし、規定の体重越えてるわけじゃないからいいんでしょうけど、やっぱり違和感ありました(^^;

それからおみやげを買うためにお土産売り場を物色しだしたハハ。そして姉コッコ。

だけど、ボンズもチビスケも全然乗ってこず、あれ?いないなと思ったら、二人で…

沖縄移動帰りの空港 

文句言われたわけじゃないのですが、二人でこうして身を寄せ合って時間つぶしているのを見たら、申し訳ない気持ちになりました(笑)

その後、最後の沖縄ランチにとA&Wに行ったのですが、朝バイキングでたっぷり食べてからあまり時間が経っていなかったので、ようやく座って、オーダーしたものが出てきても食が進みませんでした。

残すのが嫌なボンズに、ジッパー付きの袋を見せて、これにいれて持って帰ろうと言うと、ホッとしていました。

無理やり食べて、これから飛行機に乗るのに具合悪くなってもかわいそうですからね~。

食べたい気持ちはあるので、持って帰れると知ってホッとしたようですよ♪

セキュリティ通過もすっかり慣れて、荷物を預け、1人で金属探知機を通過。

これも最初はリュックを手放せなくて、一刻も早く返せと騒いで大変だったんですよね。
ハハもその間に自分の荷物を手放して、ボンズを追いかけなきゃいけないし。

通過した先に警察官が立っていて、通過した途端にボンズがひっくり返り、

「だからすぐ返すって言ってるでしょ」

と、怒りながら着いてきたうちら見て、どう思ったのかなー?とか考えるのが嫌でした(笑)

沖縄移動帰りの空港2 

帰りも早めに搭乗口そばまで行き、トイレに行ったり、飴と水を買ったり、座ってまったり。

そして、優先搭乗をお願いして、搭乗時間を待ちました。

前回よりさらに上手に過ごせるようになった気がします!


テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

暴走、逃走、弾丸と言われた多動の自閉っ子、多動はおさまります

Category : ハハのキモチ

自閉症で、重度の知的障害、多動のボンズ。

歩き出してから大変だな~とは思ってましたけど、やはり小学校に入る前の幼児期は本当に大変でした。


「多動はじょじょにおさまるよ」


といういろんな人のアドバイスも、「ウソだ!」と思ってました(笑)。


そういう人もいるというだけで、ボンズのダッシュにはえんえん泣かされるだろう。

きっとこんな大変な毎日は、自分だけ、一生続くんだろう。


しんどすぎて、終わりが来ることを信じられない日々でした。


今のボンズしか知らない人には、「うっそー?そうだったの?」なんて言われます。


体が大きいのと、のんびりした性格が醸し出す雰囲気で騙さr…ピンとこないようですね(^^;



多動は強い好奇心の表れと言われても…



道路は歩道、車道の区別なく、買い物に行けば駐車場も店内もダッシュ。

一時も気の抜ける瞬間はありません。


それでも、ボンズを置いていくわけにもいかないし、日々の生活をただこなすために、私はボンズと外出しなければなりませんでした。


給料日がくれば、A銀行からお金をおろして、B銀行とC銀行に入金したい。


全てを一度にこなすことができるよう、ボンズがカートに乗せられる年齢の時は、カートに乗せていきました。


乗り物好きが幸いして、嫌がることはなかったのですが、そのうち、降りたい気持ちの方が強くなりました。


そうすると、次は、ボンズが脱走できないカートを選ぶように。


ベルトのないタイプだとするっと降りていってしまうので、ベルトで調節のできるタイプに、大きなボンズを無理やり乗せ、きつく締めて降りれないようにしました。


そのうち、ボンズが声で抗議するようになります。

まるで、虐待現場。


次に考えたのは、一番背の高い、大きな年齢の子でも乗れるタイプの大型カートで、ボンズが怖くて降りられないと思う物に乗せました。


あれこれ考えても、有効なのは最初のしばらくだけ。

あっという間にボンズは次の手を考えて、大型カートからも、周囲の棚や壁、人を使って脱走することを覚えてしまいました。


そこで次に考えたのは、ATMが個室になっているところを探すこと。

しかも、人感センサーで開く自動ドアではなく、タッチして開くドアのあるところです。


うまいこと、強めにタッチしないとうまく作動しないA銀行のATMを見つけたので、給料日はそこに行きました

B銀行、C銀行の用を足せるのは、その日じゃなくてもしょうがないとあきらめることも必要でした。


多分このころの私は、あちこちのATMやスーパーの自動ドアに誰よりも詳しかったはず(笑)


カートやお菓子を使い、なんとか買い物を済ませ、なるべくレジに並ぶ時間ができないよう買い物に行く時間も工夫し、袋詰めも何とかクリアしたとしても、一瞬のスキをついてボンズが店外へ飛び出します。


店の外は駐車場。

車がどんな動きをするかわからない、ある意味一番恐ろしい場所が駐車場です。


そこへ、ちっこいボンズが走り出たら…

その先にどんなことが起こるか、想像しただけで心臓が凍り付きます。


ある時は通りがかったご婦人にボンズをキャッチしてもらい救われ、

ある時は、ボンズに開けられない自動ドアに止められ助かりました。



公園で遊ばせようと思っても、公園をすり抜け走り去ってしまうし、

そもそも歩道を歩いて公園にたどり着くことが命がけ。


すぐそばを車が通っても怖がる様子もなく、歩道と車道の区別もないので、怒りに来ているみたいです。


「多動は好奇心の強い表れ」


その頃、そんな書き込みをいただきました。

好奇心が強いことはいいこと、今後伸ばしてあげられる強み、誰でも持っているわけでもない美徳のように教えてもらいましたが、当時はそんな風には考えられませんでした。



多動を押さえるということ



今、ボンズは1人で学校へ向かっています。


入学前、通学路を教えようと散歩に出た時も、車道を横切り、いろんな敷地に入り込み、こちらが連れて歩きたい方向になんて歩いてくれませんでした。


それが、今では、です!


今、多動で泣かされているお母さんがいたら、伝えたい。


うちも、無理!一生こうなんだ…と思ってました。

でも、多動はおさまります。


今でも、気になるものがあると、そばに行って見たいと思うようで、突然どこかへ行ってしまうことがあります。


それを「多動」と言ってしまえばその通りですが、ただ、「見たい」「知りたい」「気になる」だけなんです。


多動な子は好奇心の強い子、なのです。


今までは、そこへたどり着くまでの危険、ということに頭が回っていなかったようなので、必死で止めました。

…というのは言い訳ですけどね。


とにかく、ボンズが動こうとすると、止めていました。


ボンズを止める。それはどういうことなんだろう?と今さらながらに考えました。


「あ、虹だ」

という声に、そちらを見ようとした途端、後ろから目を覆われるようなものではないでしょうか?


そして、その手を振り払おうとすることさえ、叱られます。


そんなことされたら…

哀しいですよね。

怒りますよね。

ストレスでパニック起こしますよね。


今までは、ボンズが走りだそうとしたり、どこかへ行きたいと興奮するたび、抱きかかえてその場から離れていました。


今は、抱きかかえて撤収なんてとても無理。


だから、ついて行ってみると…「なるほど!」なことの連続です。


ボンズは親を困らせようとしていたわけでも、発狂していたわけでもないんです。


ただ、気になるもの、知りたいこと、見たいものを見たいと思っただけなんです。


それなのに、親は聞く耳を持たず抑え込む。


どんだけストレスがたまり、どんだけ哀しい思いをしていたんでしょう。

どんだけ、どれほどの場所に、心残りを残してきたんでしょう。


「どうしてわかってくれないんだよ!」

「ただ〇〇〇なだけだよ!」


そう言いたかっただろうな…


ママなんでわかってくれないんだ!


って怒ってたんだろうな…。


そう思うと、申し訳なくてたまらなくなります。



自由にできる場所、慣れた場所では思うように動いてほしい



今、車の危険や、親から離れてはいけないこともだんだんとわかってきています。

だから、というのもありますが、こちらも考えを改めましたので(遅ればせながら、ですが)、できる限り、ボンズの自主性(ってほどのものでもありませんが)に任せたいと思っています。


お互いの意思の疎通もだいぶ楽になってきましたから、ボンズも協力的。


スーパーで買い物中、ボンズの要望に先に応えたら、後は黙ってついてきてくれるようになりましたし、買い物に協力してくれます。


「ねぎとって」


なんていうと、ねぎを探してかごに入れてくれます。


はっきり言って、こんな日がくるなんて夢にも思っていませんでした。


「あ、ビール買うの忘れたから戻っていい?」


って言っても、早く会計をしておやつを食べたいボンズは、ムッとしながらも、付き合ってくれるようになりました。


こちらが意図する動きを先に伝えたら、協力してくれるんです。


ボンズの要求を先に応える(本当は順路に沿って動きたいけど)

何をしているか伝える(メニューも考えて欲しいくらいだけど)

買い物が終わったら、家でお菓子を食べられる(見通しをつける)


何年もくり返しやってきて、ようやくお互いに分かり合えるようになってきたことを実感しています。


だから、これまでの罪滅ぼし…じゃないけど、ボンズの好奇心にはできる限り付き合いたいと思っています。


ボンズが何に興味を持ったのか、今何を見ているのか一緒に探すのは、実はとても楽しいことです!


…ま、本人に「危険」という概念ができてからのことで、それがないことにはやっぱり押さえるしかなかったかなとは思いますけどね。



テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

発表会と自閉っ子、シーズン到来で崩れる理由とは?

Category : 6年生
ボンズの小学校で、最後の発表会シーズンがやってきました。

よく自閉っ子は変化に弱く、行事に合わせた練習がはじまるシーズンになると崩れる…と聞きますが、ボンズもそうです。

ただ、ちょっと違って、「嬉しくて、早くやりたくて」パニックになります(^^;

送迎のデイのスタッフとも話して笑ってたのですが、めずらしいパターンですよね、と(笑)


発表会と言えば劇!でも自分も歌いたい



小学校のカリキュラムや行事の内容など、刻々と変化があります。
今回ボンズの楽しみにしている発表会も、今まではみんな劇をやってたんですが、その辺もいろいろ変わってきました。

幸い、ボンズの学年、6年生は大きな変化はありませんが、小さな変化があり、これまでの経験があるからこそ混乱したことがあります。

今までは「劇の配役」という選択肢から、ボンズのできそうなものを選ぶという感じでしたが、今回は「劇の人」「歌唱、舞踊の人」と分かれることになったそうです。

担任の先生から、お母さんとしてはどちらがいいですか?と聞かれたのですが、うちに希望なんてありゃしません♪

「親の希望はありませんが、これまでの経験から、ボンズは発表会=劇だと思っているので、劇に出る方がイメージがしやすいかなとは思います」

と、伝えました。

先生も全く同感だったようで、ボンズのできそうな配役とセリフを交流学年の先生たちと相談してくれました。

かつては「お芝居のセリフ」が理解できないのか、気持ちの伴わない言葉が言えず、セリフを変更してもらったことがあります。

「いやだよぉ」

というセリフが言えず、「どうして?」に変えてもらいました。

ボンズ、嫌じゃないのにどうして「いやだ」と言わなきゃいけないのか、納得いかなかったようですね。

その後、「お芝居」ということがわかったのか、去年は泣き真似もしたし、喜んだりと、立派に「演技」してました。

なのに…

同じ支援級のクラスメイトたちが、歌のオーディションを受けているのを見て、

「ボンズうたいたい!」

と、泣いたそうです(^^;

みんなと一緒に…
協調性があるのも困ったもんです。

これも先生と同じ見立てだったのですが、「練習が始まってしまえば、歌う人とステージで動く人と分かれることもなんともない」だろうと。

ボンズを劇にしてもらって良かったのは、ステージに上がれること(目立ちたがり)と、歌は最後に全体で歌うことができるからです。

そしてパート練習という経験も過去5年間経験していますので、支援級の仲間と違うことをしていても、きっと飲み込めると思ったんですよね。


小道具、衣装を作りたい…手際を理解している自閉っ子



発表会の練習が始まるとすぐに、

「みみつくる?」

と、ボンズが先生に訴えたらしいです(疑問形ですが)。

発表会にはいつも、耳やしっぽをつけてました。

だけど今回は…サラリーマン役です!(笑)

配役を選ぶときに、

「大勢いる役で、ボンズくんが選べるのは、サラリーマン、ヤンキー、ヤクザなんですけど、どれがいいですか?」

と、先生に聞かれ爆笑。

ボンズのサラリーマン!ヤンキー!ヤクザ…って、どれも見たい♡

「どれでもいいです~~」

って笑ってたら、先生が絵を見せて選ばせてくれたらしいです。
ボンズが選んだのはサラリーマン。

なるほど。

だから耳はいらない…のに、発表会の練習で交流学年に合流するのに、工作がない!のが気に入らないのか、うるさいので、色画用紙でネクタイを作らせてくれた先生。

ボンズはとりあえず納得し、同じ支援級の友だちの分も作ったそうです。

が、二人は歌チーム。ネクタイはいりません。

それでも持って移動しただけで満足なのか、色画用紙ネクタイを持って6年生のところにいったら、誰も小道具持っていません!

そこに気づいたボンズ、手にしていたネクタイを、「せんせ、もってて」と担任の手に押し付けて6年生に合流したそうです(笑)

あれ?あれ?ってことの連続でボンズの大変そうですが、まだあります。

今度は「早く衣装を着けて練習したい!」欲求です。


中学校進学に向けて?ネクタイとベルトとジャケットと…



ボンズはサラリーマン役なので、スーツを準備しなくてはなりません。

いくらボンズが大きくなったとは言え、パパのスーツを借りるわけにもいかないし(一定期間学校に置きっぱなしになります)、かといって買うのはやだ!

これならヤクザかヤンキーの方が良かったかなぁ?と思ってしまいましたが、ハハひらめきました!

ボンズの小学校卒業式の服は、今年小学校を卒業した息子のいる友人から、おさがりをいただけることになっていたのです!

まだまだ先でいいと思っていたけど、「こういう理由だからすぐちょうだい」というと、すぐに譲っていただけました♡

「服まだ?みどり」

とか、学校でもうるさかったようですが、ボンズに「このズボン履いて、シャツ着てネクタイして、パパのジャケット、これだよ」と見せると、「うん」と納得。

そしたらもうすぐに学校に持っていきたくて、本当は明日でいいのに今日持っていきました。

持って行ったらそれで、「きがえる?」とうるさくなるんでしょうが…。

ちょっと心配だったのが、ベルトの練習をしたかったのが、それができなかったこと。

ボンズは今までベルト不要のズボンを履いていました。
が、サイズを考えても、今後は必要。
中学校では(どちらに行くにしても)制服があるしね。

が、最初が発表会衣装というのも、いいイメージ付けになるかな?とも期待しています。

衣装を着けた練習が始まれば、ボンズの立ち位置(サラリーマン軍団)も分かりやすいし、今後ますます熱中するでしょう。

「一緒に」とか、小道具、衣装とか、いろいろ手順を理解していて次々飲み込めるどころか、嬉しくて「早く、早く」とせかされるのも困ったもんだなと思いましたけど(^^;


テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

自閉症児の心残り対応、記憶の上書きは本当にできないのか?

Category : 12才
ハハは本当に専門家でもないし、詳しい勉強をしたこともなく、
ただいろんな書籍を読んだだけの知識しかありませんが、そういう本によると、

自閉症児は記憶の上書きが苦手。

だそうです。

前は嫌な思いをしたけど、今度は大丈夫と思えたら楽なのにね。
個々の性格もあるでしょうが、ネガティブな思い出ばかりだと、いろんなことに挑戦するのが嫌になりますよね。

だから、ボンズが初めて経験することに関しては、かなり慎重になっていたつもりです。

それでも、想定外のことが起こり、思いがけないパニックになったり、嫌な思い出になることは多々あります。


ストレスからの逃避要求?海に行きたい、おでかけしたい!



天候が安定せず、なかなか運動会ができなかった頃から、
ボンズがやたらと「おでかけ」にこだわっていました。

「●●(デイ)おでかけ?」
「電車乗ろ?」
「ママとおでかけ、ママと一緒!」

とか、そういう言葉が続くので、お出かけしたいんだなとは思いましたが…

そもそも、運動会がいつ実施なのか延期なのか?
運動会実施ならデイにはお休みで、代休の日のお迎えは自宅にと連絡しなきゃ!とか、

相手がお天気なので、予定も立てられず、かと言ってボンズの提案をきっぱり断ることもできず。
そもそも運動会のお弁当の買い物をしていいんだか、しなくていいんだか?とか、

落ち着かない日々でした。


ようやく運動会が無事に実施でき、ボンズがお出かけしたがっているので、海を見に連れて行こうかということになりました。

海!というのもしつこく言っていたので、この落ち着かなかったイライラの日々をなだめたいのかな、と。

チャッポンされる危険だけが心配ですけどね。
気温の低い日だったし、「見るだけ!」「チャッポンしたら×!」としつこく伝えておけば大丈夫かなー?
と思って、

「ボンズ、海見に行こうか、見るだけ、チャッポンしないよ」
と言うと、

「でんしゃ?」

と。

あちゃー、そうきたかー(めんどくさいなー)
「電車ー?」

「ふね?」

「船ー?!」


海、電車、船。


…あー!!あれかー!

電車

4年前になりますが、温泉旅行に電車を使った時、帰り道によったところで、ボンズが海に向かって走り出し、屋形船を見つけ、乗りたいと大パニックになったことがありました。

もうそれ以上どこもウロウロすることができず、チチとハハとボンズだけ先に帰りました。

祖母と叔母、そしてコッコ(姉)とチビスケ(弟)はその後観光しつつ、メロンを食べたりして後から帰ってきました。

あの時、海で見つけた屋形船に乗れなかったことが、ずっと心残りとして忘れられずにいたの!!

瞬時にハハの脳裏には、あの時の情けなさとか暑さとか泣きたいような気持ちがよみがえってきました。




ボンズはあの時のつらさを忘れられないでいて、今も引きずっている?

それなら今回、それらを叶えてやることによって、そのつらさを帳消しにしてやることはできるんだろうか??


あの時できなかったことを、ひとつひとつ叶える旅へ



もしもボンズのつらい気持ちを上書き保存できたら!
心残りを一つ消し去ることができたら!

そう思って、「OK!」と計画することにしました。

そして当日、車で最寄りのJRまでいきました。
高校生になったコッコ姉ちゃんは自宅でゴロゴロ希望。
「おいしいもの食べてきたからと言って、後で文句言うのナシね」
ってことで、置いてきました。

ボンズ、ちょっと不満そうでしたがね。姉ちゃんもお年頃なのでしょうがない。

電車は鈍行をチョイス♪

理由その1、「電車に乗るのが目的の一つなので長く乗っているため」
理由その2、「空いているから」

その2の方がハハにとっては重要。

今、外で大きな声を出さないと訓練中ですので、
電車の中でももちろん、声を小さくする練習が必要。

でも、混んでる列車だと、お互い余裕なくなりますよね。

日曜でしたが、時間的タイミングが良かったのか、ガラガラでした!

到着したら、今回はロッカーに預ける荷物もないので、一路海へ。

今日の訓練(笑)は、

「大きな声を出さない」と、「走らない」です。

大人になった時のふるまいを想定して練習することの、大きなポイントです。
確かに、大人って走らないですよね。
大人が走る時って緊急事態でしょうか。

走る大人がいたら、やっぱり注目するのはそういう意識が潜んでいるからかなと思いました。

グラウンドや海岸で走ることはOKでも、普段マチナカでは、あまり走りませんよね。
住宅街で走ってる人がいたら、「どうしたの?」って声をかけるかも…うちの近所ならなおのこと。

メロン 

順調に海が近づいてきたなと思ったら、途中の土産物店で売っていた、メロンを食べたいと言い出しました。

え?ボンズそんなにメロン好きだったっけ??

もしかして…ビデオでチビたちがメロン食べてるの、くそーーーとか思って見てた?(笑)

それならぜひ食べましょう。
でも、

「先に船の時間聞いてきて、それからここに戻ってこよう」
と言うと、ちょっと不満なのか、飲み込めないのかで渋りましたが、海も見たかったのか歩き出してくれました。

いろんなコースがあったので、ひとつコースを決めて、時間を確認していったんお昼にして、また戻って来ようとボンズに説明。

「また、来たけど、叶わず戻る?」

もしかして、ストレス増やしてますかね?(笑)
そして、ご飯の前だからダメ!とは言わず、約束通りメロンを食べに戻りました。

それから、ボンズにお昼は何を食べたい?と聞くと、「ラーメン」と即答。

あれこれ、ボンズの好きそうないろいろ提案してみましたが、
「ラーメン」
と、譲らない。

しょうがなく、グーグル検索(笑)

最寄りで、家族連れ向けのところであればどこでも!
うちらの外食、騒がしくても目立たないところ、並ばずに入れるところ、この二つが鉄則で、味や話題は二の次です!

 ラーメン

幸い店はすぐに見つかり、ボンズも張り切ってたのですが…
ほとんど食べない。
いや、食べようともしない。

怒ったらちょっと食べた程度。
あれはなんだったんでしょう…??

その後、また船着き場に戻りました。

が、乗船までにはまだ30分あります。

時計もだいぶわかってきたのですが、楽しみの前ではまた別ですね、わかっちゃいるけど待てない感じ。

天気も良かったので、4年前は泣いて叫んで、三人で先に引き返すことを決心させた防波堤?で、日向ぼっこ。

岸壁 

あの日、絶望的で情けなさいっぱいだった場所で、ボンズとチビの笑顔が見れて本当に良かった。

が、まだ20分あるというのに、乗り場に戻ったボンズとチチ…

そしたら今すぐにでも乗ろうと言い出しますよね。
そのまま外で耐えた方が、ボンズのつらい時間が短かったと思うんですが…。

外で待てるから、中でも待てると思ったのか、それからは乗り場に突撃したくて、ほぼフライイングしていて大変。

親はいらいらしてくるし、チビは居心地悪くなるし、
ボンズはつらいだけだし。

ただ、そこが空いていて良かった。

なんとか平常心を保ちつつ、ボンズをなだめつつ、ようやく乗船。
ボンズ、4年ぶりの念願かなって屋形船!!

どんだけうれしい顔をするかと思ったら…。

なんかふくれっ面。

「ごちそう、まだよ?」

って言ってる。

ごちそうってなんだ??

もしかして、ボンズ屋形船でごちそう並べて宴会、とか、そういうネタ知ってる??

チビスケが、「ボンズ、クレヨンしんちゃんで観てたよ」って言ってます。
あー確かにありますね、豚のヒヅメのやつですね。

もしかして、それでラーメン食べるのセーブしてたわけじゃないよね?

ごちそうが出る雰囲気じゃないことは理解できたようで、「こんどね」ってふくれてたようなんですが、どうも気に入らないみたい。

チビスケが楽しんでいるのを見て、だんだんと機嫌を直しました。
良かった!

屋形船 

その後、スイーツのお店でソフトクリームを食べて、電車で帰還。

ガラガラの電車の中で自由にさせてしまったもので、またウロウロしようとしたら怒らなきゃいけないことに…。
何事も、最初の行動が大事なのにねぇ。。。


つらかった思い出が、楽しい思い出に上書き保存できたか?



電車を降りて、スーパーで買い物。

メロンやコーラ、ソフトクリームといろいろ食べてきたので、おやつを買わないということは、言わなくてもわかったみたいで、何にも言いませんでした。

その点、精神的には落ち着いて戻ってこれたんだなとわかりましたが。

一番の目的、トラウマを克服できたのか?は、正直ボンズじゃないと、そしてもっと時間が経たないとわからないのかもしれませんね。

今のところ、「やってやった!」とハハは自画自賛してますが、
ボンズとしては、他の「今度はあれをしたい」と野望が増えただけかもしれません(笑)

ま、それならいいか、つらい思い出がごまかされてしまうほど、楽しい計画を立てられるのなら、それはある意味成功と言えるかも!?


テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

弁償?デイサービスでガラスを蹴破った!

Category : 児童デイサービス


パニック泣きしてガラスを蹴破ってしまった



一人で送迎サービスを使って児童デイサービスに行くようになって二回目。

その日も張り切って「いってきます!」と行ったはいいけど、またもやあいにくの雨。
散歩に行けない児童デイの二日目となりました。


部屋の中から見てはっきりわかるほどの降りじゃなかったせいかもしれない。
(雨ならあきらめられるくらい、成長してるんです!!)

二回目だから「またかよ」と思ったのかもしれない。

「お散歩に行きたい」と泣きだしてから切り替えがうまくいかず、
入り口のところでドンドンドアを蹴ったり叩いたりしているうちに、


…ガラス壊したそうです(汗)


幸いシートが貼ってあったことと、凶器(?)がお尻だったこともあり、怪我もありませんでしたが。



これって、弁償すべき??
聞いた時はひぇ~~~とうとうやったか!!(汗)
と、思ってそれっきり。


「小学校で(故意でなく)ガラス割ったからって弁償するか?」

と、疑問視する旦那。

…はて??

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プロフィール

こじまる

Author:こじまる
H17年6月生まれの長男ボンズ。
自閉症と最重度知的障害を併せ持つ中学2年生。

3才から小集団+個別の療育を受け、
4才から加配付保育園で過ごし、公立小学校の特別支援学級を卒業。
中学からは特別支援学校に転籍。
週に5日放課後(等)デイサービス併用。

「自閉症」はおろか「発達障害」を知らなかったハハこじまると、ボンズの無限の可能性を心酔するチチ、高3の姉コッコ、小6の弟チビスケの5人家族。

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