自閉っ子の進路、支援学級?支援学校?とうとう決断

Category : 中学進学に向けて
小学校の担任の先生や家族はもちろん、デイサービスのスタッフや友人、通りすがりの人にまで相談し続けてきました、ボンズの中学校。

デイサービスのスタッフが療育施設の指導者に相談してくれたり、ボンズが三才児健診後に通い出した市外の療育施設の先生にまで会いにいって相談したり、「もー誰か決めてー」状態でした。

説明会に参加し、学校行事も参観させてもらい、個人的に体験会を何度も開いてもらい、両校を何度も訪れ相談もしました。

決断つく日はくるのだろうか?春まで決められないんじゃないか?

もう小学校留年でいいんじゃないか?

くらいまで煮詰まってましたが、昨日、あっさり決着しました。


特別支援学級で教育相談



地域の中学校の特別支援学級は、ボンズが三年生の時から毎年説明会に参加し、姉コッコ(高1)が在籍していた時代には、コッコの参観日や役員の仕事で行くたびに、支援級を覗いてみたりして接してきました。

また、小学校の支援級を卒業したママたち、現高1~中1のママたちに現状と小学校の違いを聞いたり、とにかく得られそうな情報源には思いつく限り触れてきました。

市の教育相談の予約も取り、そろそろ打つ手も尽きてきた頃、中学校の支援級の先生から、「ゆっくりお話ししませんか?」とお時間を作っていただきました。


そこで、今まで動揺のことを相談。

「支援級に行けば、今までの友だちとのご縁が持てること」。

社会性の弱いと言われる自閉っ子のボンズが、どんなに学校が好きか、そしてどうしてこんなに好きなのか、小学校の先生の意見も聞いたが同意見だったこと。
要するに、ボンズの所属欲が満たされ、受け入れられている実感が持てたからこそ頑張れたし、居場所があった。

なので、支援級を自然と希望してきたこと。

半面、現在の支援級でも、ボンズには理解できずに苦痛だろう授業内容があることも伝えてきました。

じゃあ、小学校入学時に勧められた特別支援学校に進学?となると、

「これまで周囲の子を見て望ましい行動などを身に付けてきたのが、いろんな子がいる分、お手本が減ってしまうのではないか?」という懸念。

そして、対子どもの関係に目が向き始めた今、大人の手が多く、常に大人が介入する環境は「手厚く安心」というより、「もったいないかも」と感じてしまうこと。

もう何度説明したかわからない話を、何とか説明しました。

どこでも言われるんですよね、「よくわかります」と。

でも、特別支援教育というのは、その子なりのフォローを得られるものでしょう?と思っていたハハとしては、センパイママさんたちが一様に「厳しい!中学校は小学校とは違う」というのがよくわからなかったんです。


中学校特別支援学級で勉強するということは…大きな誤解があった



中学校支援級の先生と話しているうちに、大きな思い違いがあることに気づきました。

小学校三年生の時から毎回参加している見学&説明会。
そこではグループ分けされた国語や数学の授業で、ボンズと同じような勉強をしている子もいれば、学年の勉強をしている子もいました。

それは、今と同じ待遇を中学校でも受けれる…という認識になっていました。

が、国語と数学以外、理科、社会、英語と4教科は一斉授業だというのです。

授業内容のプリントを見せてもらいのけぞりました。

これ、口頭で説明されても、ボンズ、全然楽しくないだろうなー(^^; …ってようするに、わからないだろうなー。

板書を読み取るとか、漢字もほぼルビなし。…って、ボンズようやくひらがなクリアして、カタカナもぼちぼち。
漢字なんて文字として認識してないのでは??って感じです。

高等支援を目指す子ばかりの中学校支援級ですから、目指すところがそこ。
まるで受験予備校。

ボンズに、おとなしく座ってろと言えば、授業中はおとなしく座ってることはできるかもしれません。

でも、興味も持てない、意味がわからない授業の間、ただ座ってるだけになるボンズにとっては苦痛でしかないでしょうね。

そして、先生たちが言ってたのですが、「息抜きをさせられる時間も場所も方法も本当になくて、終日ぎっちぎちなんです」と。

小学校のように中休みにグラウンドで走ることもないし、昼休みは終わらない課題や宿題など取り組む子が多く、ようするに終日教室にいるだけのようです。

本当は脱いだ服のたたみ方など、生活スキルも支援したいのですが、教員の手が足らずできません、と。

そんなとこ、ボンズが行けて伸びるかな??


学校に要望を出すということをもっと考える



私が特別支援学校を選ぶ上で不安に感じていた、「今までにできたスキルを失ってしまう」こと。

「特別支援学校に行って、厳しく見てくださいって個別の対応をお願いしては?」
と、何人かに言われました。

そうか、私は学校に要望するという点が以前から抜けていました。

遠慮しているとか、そういうことではないのです。

何を要望していいのかわからなかったのです。

保育園時代からも、「楽しく通えればOK」「学校に通う習慣が飲み込めればOK」というレベルで、それすらも無茶をお願いしているかな?とびくびくしていました。

むしろ、先生たち側の方が常に先を見て、ボンズにいろいろ教えて、伸ばしてくれていました。

「へぇ~ボンズってそんなことできるんですかー」

と、教えてもらっていたのは、いつもこちらの方です。

それは、ボンズの特性や能力を理解しきれてなかったハハの問題でした。


人と過ごすことに快さを感じ、楽しめる子だなんて知らなかったので、一生涯人と過ごし、人の中で過ごしていかなきゃいけないのだから、「人と過ごすことに慣れればいい」ということばかりにこだわってきました。


進路決定、ボンズの就学先は…



とことん、あれこれ考え、あちこちで思いつく限り相談してきて、
そして、昨日支援学級の先生とゆっくり話して、「え、中学校って小学校の続きじゃないんだ?」ってことがわかったので、

今後は春からのボンズの生活や、今のうちに考えておくべきことに専念できます。

正直、地域の学校から出ることに寂しさや後ろ髪ひかれる感じもあるのですが、ボンズが楽しく過ごし、伸びていくことが目的なので、もう特別支援学校しかないと思います。

先週、特別支援学校に旦那と一緒にボンズを連れてまたお邪魔し、カリキュラムなどを見せてもらった時に、正直落胆しました。今より緩いなと。

だけど、そんな中でも、「お買い物に行く時、外では大きな声を出させない」とか、「お客さんのいる時はジャンプしない」など、個別のお願いをし、ボンズが地域の社会で生きていく上で必要な協力をお願いしやすいだろうと、考えをシフトすることにしました。

それに、支援校なのに、とても能力の高い子が増えてきているという昨今。
緩いとか、「ボンズもうそれやった」とか、そういう思い込みに近い感覚は捨てなきゃいけなのかもと思っています。

小学校の先生が、「ボンズ君は目標を設定すると、そこをクリアしようとすごい頑張りを見せてくれる子です。そして、出来たことに関しては思いっきり褒めてもらうことでまだまだ伸びると思います」とおっしゃってくれました。

支援級というレベルの高い中で頑張ることもボンズには効果的だったと思いますが、中学校では、今までよりもオーダーメイド的な支援をお願いできるのかも? と考えることにしました。


テーマ : 発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞)
ジャンル : 育児

Comment

ライムさん

ありがとう~、悩みました。吐きそうなくらい。しかも長かったーー。
小学校の時は基本に希望がありましたからね~。
今回はどっちが本人のためなのか、本当に判断つかなくて大揺れ。
来月久々に家族旅行の予定があるのですが、そっちの準備全くしてないです(^^;

こっちの支援級は、そもそも交流がないんです。
そして人手不足で、支援級らしき支援ができないって言われてしまうと、もう悩む余地なし!
去年からあんなに悩んでたのはなんだったの?ってちょっと怒りさえ沸くレベルっすよ!

小学校にその辺の情報全くなくて、小学校から中学校と場所が変わるだけの感覚ありました、うちなんて小3からずっと見学続けていて気づきませんでしたってことは伝えてきたよ。

交流ないのにトラブルあるなんて聞くとビビったし、一斉授業はボンズには無意味に近い。
でも、ようやく理解できたし、決断できたので、今後は春からの準備に心砕きたいと思います。

旅行の準備もね♡

結論でましたか。
本当に悩まれたと思います。
支援級、支援校のどちらを選んでも、良い感じで通えることを願ってました。

でもね、やっぱり、本人にとって必要な事はなんなのか?です。

中学の支援級は、通えることも大事だけど学習の内容も学校生活での行動もそれなりを要求されます。
無論、支援級ならではの支援がつくし、交流クラスとの活動もあるけれど、小学校とは段違いだと感じました。
何より、他の生徒たちが自分のことで精一杯になる年代なんですよね。
部活、勉強、人付き合いなどなど、余裕がなくなる時期。
だからこその様々な問題が本当に出て来ると感じました。

まずは、腹を括ったのなら前進するのみです!
応援してるからね〜〜〜(^o^)
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プロフィール

こじまる

Author:こじまる
H17年6月生まれの長男ボンズ。
自閉症と最重度知的障害を併せ持つ中学3年生。

3才から小集団+個別の療育を受け、
4才から加配付保育園で過ごし、特別支援学級を卒業。
中学からは特別支援学校転籍。
週に5日放課後(等)デイサービス利用。

「自閉症」はおろか「発達障害」を知らなかったハハこじまると、ボンズの無限の可能性を心酔するチチ、専門学生の姉コッコ、中1の弟チビスケの5人家族。

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